2026.01.15
暮らしとともに時を重ねたログハウスに
新しい光のかたちを
新築から約20年。
当時カーテンのお手伝いをさせていただいたお客様より
「LDK」の窓に、ロールスクリーンのようなものを取り付けたい」
とご相談を頂きました。
久しぶりに訪れたその場所は、柔らかな光が窓から降り注ぎ、以前よりもずっと深みを増し、美しくなっていました。
窓から降り注ぐ柔らかな光と、なによりも20年という歳月を吸い込んで、飴色に深みを増し、経年美化したログ材の圧倒的な存在感。年月を重ねたログ材が深みを増してより一層美しさを増していました。
直感したのは、この空間に「足す」のではなく「溶け込ませる」デザイン。
必要なのは主張しすぎず、ログハウスの雰囲気に自然に溶け込ませることを考えご提案したのが”プリーツスクリーン”です。

魅力深まるログ材の表情を際立てる
スッキリとした窓周り術
カーテンのようなドレープの重なりをなくし、水平のラインだけで構成されたフォルムで窓周りをすっきりと整頓させます。
和紙のように優しく光を拡散させながら、主役である美しい木の表情や、空間の奥行き、空間にリッチな表現を与えるアートを一切邪魔しません

大きな窓のある暮らし、木漏れ日のような光の中で暮らす。
まるで森の中にいるように
柔らかな光を楽しむプリーツスクリーン
吹き抜けのダイナミックな空間に、ログ材の木の温かみと、重厚なシャンデリアが特徴的なログハウス。
そして主役ともいえるこの高い天井と森の木々を映し出す大きな窓。
開放感があるこの大きな窓に、プライバシーの確保と日差しのコントロールの為に提案させて頂いたのが「プリーツスクリーン」です。
一般的なドレープカーテンだと、どうしても布のボリュームが出てしまい、この美しい窓枠のラインや木の質感をぼかしてしまいがちです。プリーツスクリーンであれば、畳み代が少なく、コンパクトなので窓の開放感を損なうことなく空間をそっとコントロールしてくれます。
そして今回選んだ色味はベージュトーン。
あえて主張しない色で、壁や木枠に馴染んだ雰囲気で空間の統一感を提案しました。また、柔らかく光を透過させる生地を選んだことで、直射日光の眩しさを抑えつつ、部屋全体には優しい明るさが満ち溢れるような空間をデザインしてくれます
無垢の木のぬくもりと、柔らかな光のグラデーション。
スクリーンを下していても、光が優しく濾過され、まるで森の中にいるような柔らかな光を感じることができます。
「光を楽しむ」ためのウインドウトリートメントに仕上がりました。

森と趣味に囲まれる、暮らしを楽しむ空間。


LDKには、ご夫妻の趣味であるクラリネットとナンタケットバスケットがインテリアの一部として、美しく飾られています。
また、様々な照明が間接的に配置され、昼と夜でまったく違う表情を見せるのも、この住まいの魅力。プリーツスクリーンはそうした”暮らしを楽しむ空間”をそっと引き立てる存在として、静かにその役割を果たしています。
同じ空間、違う景色。時間帯によって表情を変えるリビングの楽しみ
「時間帯による表情の変化」
曇りの日、夕方、夜。時間帯によってプリーツ越しの光は表情を変え
同じ空間でも違った印象を楽しませてくれます。
お客様からは「暗くなった時間帯は、プリーツスクリーンの見え方がまた変わり、とても神秘的なんですよ」とのお話も伺いました。
時間帯によって光のグラデーションが変わる窓辺、朝の清々しい光を楽しみながら、夜の神秘的な表情を楽しめる。時間と共に変化する表情が待ち遠しくなるような、素敵な空間が完成しました。



時間と共に特等席を変える「豊かな時」の味わい方。


広々としたログハウスの中に、時間帯によって異なるお気に入りの場所があるとお話しされていました。
柔らかな自然光が降り注ぐ昼下がりには、この温かなファーに包まれる一脚の椅子が特等席。
直射日光を優しい明かりに変えてくれるスクリーンの向こうに、揺れる木々の気配を感じながら、ゆっくり過ごせるこの椅子がお気に入りだとお話しされていました。
夜になれば、少し離れた暖炉が主役に。
揺らめく炎を楽しみながら、ワインと静かな夜を楽しむとても素敵な空間です。
昼と夜、同じ空間の中でも、時間と場所が持つ魅力を最大限に楽しんでいらっしゃるオーナー様ご夫婦。
家という空間を深く愛しているからこそできる、インテリアデザインの魅力を感じる豊かな日常がそこにはありました。
これからも素敵な時間を過ごして頂きたいと思います。
「柔らかな光を楽しむログハウス」窓まわりで叶える5つのポイント
1. 「足す」より「溶け込ませる」 20年育ったログ材を主役に
色に深みを増したログ材の存在感を邪魔しないことを最優先に、主張しすぎない窓まわりを発想の起点に。
2. プリーツスクリーンで“水平ライン”だけを残し、窓辺をすっきり整頓
ドレープの重なり(布のボリューム)をなくし、窓枠のラインや空間の奥行きをぼかさず、整った印象へ。
3. “和紙のように光を拡散”する生地で、眩しさを抑えて柔らかな明るさに
直射日光の眩しさをコントロールしつつ、部屋全体にやさしい明るさが満ちる「木漏れ日」感を演出。
4. あえて主張しないベージュトーンで、壁・木枠に馴染ませ統一感を底上げ
スクリーン自体を目立たせず、ログ材の温かみや空間のトーンに自然に溶け込ませる配色設計。
5. 昼・夕方・夜で表情が変わる窓辺が、“暮らしを楽しむ空間”の魅力を引き立てる
時間帯でプリーツ越しの光が変化し、同じリビングでも違う印象に。空間の「特等席」が移り変わる楽しさも生まれます。
経年美化したログ材の魅力を最大限に活かしながら、プリーツスクリーンで日差しと視線をそっとコントロール。
眩しさを和らげて光を楽しむ、“森の中の木漏れ日”のような心地よさを日常に取り込みました。

