2026.01.07

旅に出たような解放感に包まれる、
光と艶が響きあう吹き抜けのあるLDK

新築に際してカーテンのインテリアコーディネートのご相談をいただきました。

住まいの中心となるのは、天井高が5mを超える
開放的な吹き抜けのLDKです。

 

上下に並ぶ大きな窓を、上下で分けずに一体型のカーテンで
ダイナミックに見せたいこと、高さがあるため日常の使い勝手を
考えて電動で開け閉めできるようにしたいこと、
そしてなかなか旅行には行けないからこそ、
家をホテルのようにくつろげる空間にしたい、
という想いをお聞かせくださいました。

「お部屋に合うカーテンを一緒に考えてほしい」というご相談を受け、
打ち合わせを重ねる中で、この空間がご家族にとってどんな場所なのかが、少しずつ見えてきました。

日々の仕事を終えたあと、家族で静かに、安心して過ごせる時間。
それは特別な場所へ出かけることではなく、
ここ、自分の家で過ごす時間そのものでした。

その空気感を大切にしながら、カーテンを選んでいきました。

 

現地を拝見すると、リビングには吹き抜けが伸びやかに広がり、
ダイニングにはキッチン前に大きな掃き出し窓が印象的に配置。

床と壁にはタイルがあしらわれ、
すでに空間そのものにホテルライクな上質さが漂っていました。

このインテリアの魅力を損なうことなく、
むしろ引き立てるような窓まわりを目指して、
プランづくりが始まりました。

吹き抜けLDKに映える電動カーテンのしつらい

ライトブルーのサテン地がつくる
透明感のある窓辺

お客様にはショールームや現地でいくつかの生地を実際に
手に取り、自然光のもとで質感や色味をご覧いただきました。

今回の窓は高さがあり、
電動レールと組み合わせる一体型仕様ということもあり、
最も大切にしたのは「ドレープ(ひだ)の美しさ」です。

生地の厚みやハリ、透け感、光を受けたときの表情を
ひとつひとつ確かめながら、吊ったときに縦のラインが
まっすぐに伸びるか、電動で滑らかに動いたときにも
上品な落ち感が保たれるかを丁寧に検討していきました。

最終的にお選びいただいたのは、
タイルのクールな質感になじむライトブルーの薄手サテン地です。

ガラスや氷を思わせるような、少しひんやりとした印象を持つ生地で、
分繊糸による透明感と繊細なシルキーな光沢が特徴です。

生地を広げた瞬間、お客様が
「これが一番しっくりきますね」
と笑顔でおっしゃったことが、とても印象に残っています。

シアーレースが描く、
時間帯ごとの“光のレイヤー”

ドレープと組み合わせるレースには、細やかな光の乱反射が美しい、
プレーンな無地のシアーを合わせました。

極細糸を織り込むことでグラスファイバーのような自然な光沢が
生まれ、生地全体に磨りガラスのような穏やかな表情が浮かびます。

日中はやわらかな自然光をふんわりと拡散し、
夜には照明の光をやさしく受け止めながら、
時間帯によって違う窓辺の景色を楽しんでいただけるようにしました。

ミラーを引き立てる
“余白”というデザイン

カーテンの開き方にも、こだわりました。

ダイニング前の掃き出し窓は左側に寄せて開き、
吹き抜けの大きな窓は右側に寄せて開くようにすることで、
二つの窓の間にあえて余白のスペースを設けました。

このスペースには、後からミラーを取り付けたいという
ご希望を伺っていたため、そのミラーがフォーカルポイントとして
際立つよう、窓まわりの動きで“額縁”のような役割を持たせています。

タッセルとペンダントライトが添える、
ラグジュアリーな余韻

キッチンに立ったとき、
目の前にはタイルの質感とライトブルーのカーテン、
そしてそこに加わるミラーの反射が重なり合い、
毎日の料理時間が少しだけ特別なひとときに感じられるような

景色が広がります。

カーテンを束ねるタッセルには、
ジュエリーを思わせる艶やかなデザインを選びました。

ライトブルーのサテン地と組み合わさることで、
空間全体にさりげない華やかさと
ラグジュアリーなアクセントが加わります。

吹き抜けには、無数の光が星のように瞬く
大きなペンダントライトが下がっています。

その光がカーテンのドレープやタッセルに反射し、
夜になると一層幻想的な雰囲気をつくり出します。

ソファに腰掛けてふと天井を見上げたとき、
自宅でありながらホテルのラウンジにいるような高揚感と、
安心感が同時に感じられるLDKとなりました。

畳の間・ワークスペース・2階洋室。暮らしを彩る窓まわり

富士山を望む畳の間に、
やわらかな陰影を

LDKに隣接した畳の間は、
窓から富士山を望むことのできる、とても贅沢な空間でした。

木材をふんだんに使用した内装はあたたかみがあり、
にぎやかなLDKから一歩足を踏み入れると、

ふっと肩の力が抜けるような、
静かで落ち着いた空気が流れています。

この畳の間には、やわらかな陰影が美しいベージュの
プリーツスクリーンを採用しました。

畳や木部の色合いと自然になじむよう、
主張しすぎない穏やかなトーンを選んでいます。

スクリーンを上下に動かすことで
視線と光の入り方を細やかに調整できるため、
富士山の景色を楽しみたいときには上部を開け、
静かにくつろぎたいときには全体を覆って
柔らかい光だけを部屋に招き入れる、といった使い方ができます。

天井からはレクリントのペンダントライトがほのかな灯りを落とし、
そのやわらかな光とスクリーンの陰影が重なり合うことで、
時間帯によって少しずつ表情を変えながら、
より深いくつろぎを感じられる空間になりました。

仕事と休息を切り替える、
調光ロールスクリーン

ワークスペースには、光を自在にコントロールできる
調光ロールスクリーンをご提案しました。

横方向のラインが美しく、シンプルなデザインです。

パソコン作業に集中したいときには光をしっかり抑えて
画面への映り込みを減らし、少し気分を切り替えたいときには
外の自然光をやわらかく取り込んで明るさを確保するなど、
その日の体調や仕事の内容に合わせて
光環境を調整することができます。

仕事の場でありながら、窓まわりを整えることで
心のリズムも整いやすくなります。

朝の澄んだ光、午後の柔らかな光、
それぞれの時間帯に寄り添うスクリーンのおかげで、
仕事と休息の切り替えがしやすい心地よい場所が生まれました。

2階洋室それぞれに、
家族の“好き”がにじむ窓まわりを

2階の洋室は、お部屋ごとの過ごし方に合わせて
異なるスタイルのウインドウトリートメントを選びました。

ひとつ目の洋室には、星柄の生地を用いた
ローマンブラインドを設置しました。

日中はやわらかな光が差し込み、
その中に星の模様がふんわりと浮かび上がります。

お部屋に入った瞬間、お客様から「かわいいですね」
と笑みがこぼれた、心温まるひと幕でした。

夜にはスタンドライトの明かりとともに、
まるで小さな星空が部屋の中にひろがったかのような、
どこか夢見心地の雰囲気を楽しんでいただけます。

家族それぞれの「好き」や過ごし方に寄り添った窓まわりによって、
家のあちこちにお気に入りの居場所が生まれています。

これからもご家族皆様で素敵な時間を過ごして頂きたいです。

吹き抜けLDKをホテルライクに彩る窓まわりコーディネートのポイント

1. 吹き抜けの高さを活かす電動一体型カーテンとドレープ

天井高5mを超える吹き抜けには、上下を分けない一体型カーテンと電動レールを組み合わせました。
生地の厚みやハリ、落ち感にこだわり、どの位置で止めてもドレープが美しく縦のラインがすっと伸びる印象に。
高さのある窓でも、リモコンひとつで開閉できる快適さと、見た目のエレガントさを両立しています。

2. 光と陰影を楽しむレース・カラー・照明の連携

ライトブルーのサテン地と、磨りガラスのようなシアーレース、そしてペンダントライトの光。
この三つが重なり合うことで、朝・昼・夜それぞれの時間帯で窓まわりの表情が変化します。

LDKの吹き抜けだけでなく、畳の間やワークスペース、2階の洋室まで、光の量と見え方を細かく調整できる窓まわりを選んだことで、
一日を通して「光の心地よさ」を楽しめる住まいになりました。

3部屋ごとの過ごし方に寄り添うホテルライクなウインドウトリートメント

畳の間には富士山を眺めながら静かにくつろげるプリーツスクリーン、
ワークスペースには集中と休息を切り替えやすい調光ロールスクリーン。
2階の洋室には、星柄のローマンシェードと映画鑑賞用の遮光ロールスクリーンといった異なるスタイルを組み合わせました。

部屋ごとの役割や過ごし方に合わせて窓まわりを選ぶことで、
家のどこにいても「自分だけの時間」を心地よく楽しめる、ホテルのような日常が生まれています。

このたびは、大切なお住まいのカーテンコーディネートをマノワにお任せいただき、本当にありがとうございました。
打ち合わせの中で「なかなか旅行には行けないからこそ、家でホテルのような時間を過ごしたい」と
お話しくださったことが、今回のプランづくりの軸になりました。

吹き抜けのスケール感やタイルの質感を活かしつつ、毎日の開け閉めのしやすさや、
各部屋で過ごされる時間帯の光の入り方まで、できるだけ具体的にイメージしながらご提案することを心がけました。

これから季節や時間とともに、カーテンやスクリーンの表情も少しずつ変化していくと思います。
その移ろいも含めて、ご家族皆様で心地よい時間を過ごしていただきたいと思います。

ご来店・お打ち合わせについて

ショールームのカーテンやクロスを見てみたい、新築インテリアの相談にのってほしい方など、お気軽にお問合せくだい。
自由に見学は可能ですが、
不在時もあるため予約制とさせていただいております。

※土日祝日も対応させていただきます。

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