2025.06.02

ギャッベ 1

森の中の洋館で暮らす動物たち
自然と調和するインテリア

自然に寄り添う暮らしを大切にしているお客様。
きっかけは、リビング用のギャッベを探してマノワのイベントに
お越しいただいたことでした。

一目惚れしたライオンモチーフのギャッベとの出会いから始まり、
やがてモリスのカーテンを取り入れたインテリアコーディネートへ。

自然豊かな丘の上、森に囲まれた洋館のような住まいに、
ウィリアムモリスの植物や動物のモチーフが静かに息づいています。

お庭には、奥様が丹精込めて育てた季節の花々が咲き誇り、
ご主人様と共に大切に手入れをされてきたお庭を今も大切に守られています。

そんな素敵な空間に寄り添う、森の中の動物たちと共に暮らすような
インテリアをご提案
させていただきました。

ウィリアムモリスのカーテンで彩る森の住まい。自然と調和するインテリア事例

フクロウの刺繍とウィリアムモリス
「山ブドウ」のカーテンで迎える玄関

 

玄関ホールに設置されていたのは、
突っ張り棒に掛けられたシンプルな目隠し用のカーテンでした。

お客様から「毎日通る場所だからこそ、
もっと素敵で心が明るくなるような空間にしたい」とのご相談を
いただいたのが、この玄関のコーディネートの始まりでした。

 

そこでご提案したのが、ウィリアムモリスの輸入生地「山ブドウ」。
実りある自然の象徴である山ぶどうを描いたデザインには、
季節の移ろいを感じられる趣があります。

さらにレースカーテンには、ブドウの葉が風に舞うような
軽やかな柄を組み合わせ、窓辺にやさしい表情を添えました。

 

そして空間のアクセントには、森の賢者とも呼ばれる
フクロウを伝統工芸の技術を活かした刺繍で表現。

バランス部分に固定することで、玄関のドアを開けた瞬間、
「ようこそ」と迎えてくれるような温もりある演出に仕上げました。

自然のモチーフと丁寧な手仕事が重なり合い、
これまでとはまったく違う印象に生まれ変わった玄関。

ウィリアムモリスのデザインがもたらす豊かさが、
日常にささやかな感動を届けてくれる、そんな空間となりました。

  

ウィリアムモリス「THE BROOK」で
鹿が佇む気品ある空間に

 

玄関ホールから続く階段の出入口には、寒さ対策や目隠しのために
突っ張り棒で掛けられた簡易的なカーテンが使われていました。

実用的ではあるものの、「せっかくなら玄関の雰囲気と合わせて、
もっと素敵な空間にしたい」と奥様からご相談をいただきました。

 

空間全体のトーンや、玄関に施したフクロウの演出との
調和を意識しながらご提案したのが、
ウィリアムモリスの「THE BROOK」シリーズ。

その中から、奥深く気品のある紫のベルベット生地を選びました。
しっとりとした光沢と重厚感があり、
足元から空間に落ち着きを与えてくれます。

 

そこに静かに佇む“森の守り神”とも言われる鹿の刺繍を施すことで、
空間に物語のような深みが生まれました。

玄関のフクロウが訪れる人を見守り、奥へと進む階段では
鹿がそっと背中を押してくれる——そんな自然の気配と優しさに
包まれるような演出に仕上がりました。

 

まるで森の中の小道を進んでいくような、静けさとぬくもりが
共存する場所へと生まれ変わった階段スペース
です。

モリスのカーテン「ハニーサクル」と
花々が織りなす安らぎのリビング

リビングのご相談をいただいた際、奥様が大切にされていたのは
「今あるお気に入りの家具やインテリアと調和しながら、
より心地よい空間にしたい」ということでした。

室内には、グリーンのソファや暖炉、赤みを帯びたアンティーク家具、
そして彩り豊かなギャッベが配されており、
それぞれが美しく調和しながらも、空間にもう一段階の“統一感”と
“やさしさ”が求められていました。 

そこでご提案したのが、ウィリアム・モリスの代表作
「ハニーサクル」のカーテンです。

このカーテンのデザインと色合いが、ギャッベに描かれた
ライオンの色彩や、暖炉まわりのグリーンと美しく呼応し、
空間に自然なつながりと深みをもたらしました。

さまざまな色が調和し合いながらも落ち着きを感じさせる、
やわらかく心地よい空間に仕上がっています。

さらに、窓の向こうに広がる景色や、季節の移ろいともに
自然に調和し、まるで庭が室内へと続いているかのような
印象を与えてくれます。

 

レースには「マリーイザベル」を合わせ、陽射しを
やさしく包み込みながら、軽やかさと上品さをプラスしました。

お部屋全体が柔らかい雰囲気に包まれ、
奥様が読書や音楽を楽しむひとときも、より深く心に響くものに。

自然との共鳴を大切にしたモリスのカーテンが、暮らしの質を
一段と高める“静かな主役”となるリビングが完成しました。

モリスの「ケルムスコットツリー」と
刺繍の青い鳥が舞うダイニング

 

大きな掃き出し窓とやわらかな曲線を描くR型の小窓が印象的な
ダイニングスペース。
「森の中にある、物語のようなレストランにしましょう」と
ウィリアムモリスの「ケルムスコットツリー」を
中心としたカーテンコーディネートをご提案しました。

 

豊かな木々が描かれたデザインは、窓の外に広がる丘の風景や
美しく手入れされた庭の草花と自然につながり、
まるで森の中に佇むレストランのような空間をつくり出します。

 

さらに、小窓のカフェカーテンには小鳥が仲良く向かい合う姿を。

お庭に訪れる小鳥の様子の写真を元に刺繍で表現。
その姿を“ご夫妻が向かい合って食卓を囲む様子”になぞらえ、
幸せの象徴である“青い鳥”として丁寧に仕上げました。

この演出に大変感動された奥様は、鳥かご型のアイアンゲージを
ご自身で購入され、窓辺に一緒に飾ってくださいました。

 

自然の中に命が宿るような、ストーリーのある演出が、
空間全体に優しさとぬくもりを加えています。

ウィリアムモリスのカーテンが生み出す調和と詩情が、
日々の食卓にさりげない喜びをもたらしてくれる。
そんなダイニング空間となりました。

 

モリス「いちごドロボウ」の壁紙に
調和するグリーンのベッドカバー

お気に入りのウィリアムモリス柄「いちごドロボウ」の壁紙に
張り替えたことで、「せっかくならベッド周りも含めて、
統一感のある癒しの空間にしたい」とご相談をいただきました。

空間全体の雰囲気に合わせてご提案したのは、
モリスの織物生地「エイコーン」のグリーンのリーフ柄。

自然の中にいるようなやさしいリズムを感じる葉のモチーフが、
壁紙のイチゴや鳥の柄とも美しく響き合います。

ベッドカバーの鏡面に合わせ、ベッドサイドやベッドスカートの部分にも同じカラーテイストの生地を使い、全体のトーンを統一。
ベッドの足元も見えないようにきちんと隠すことで、
上品で落ち着きのある空間になるようご提案しました。

さらにアクセントとして、壁紙に使われている色味とリンクした
クッションカバーもご提案。

全体が自然につながるようにデザインされたことで、
軽やかさと安らぎが同居する、心ほどける寝室に仕上がりました。

毎日の疲れをそっと包み込んでくれるような、
モリスの世界観に抱かれるやすらぎの空間です。

“森の静けさ”をカーテンに映して——ウィリアムモリスで彩る4つのポイント

1.自然との一体感を高めるデザインモチーフ

フクロウや鹿、ツグミ鳥など、森に住まう動物や植物をモチーフにしたモリスのファブリックが、
窓から見える自然の風景とつながり、住まい全体を“森の中の洋館”のような空間へと変えてくれます。

2.空間ごとに異なる物語を紡ぐコーディネート

玄関では“森の番人”フクロウ、階段では“守り神”の鹿、ダイニングでは“幸せを運ぶ青い鳥”といったように、
部屋ごとに異なるストーリーを織り込みながら、全体が一つの森としてつながるような演出を実現しています。

3.素材と色彩が醸し出す品格と落ち着き

深みのあるベルベットやリーフ柄の織物など、モリスならではの素材感と繊細な配色が、住空間に重厚感とやすらぎをもたらします。
視覚だけでなく触覚にも響く素材選びが、暮らしの質を高めています。

4.既存の家具やギャッベとの高い親和性

グリーンのソファやアンティーク家具、ギャッベといった既存のアイテムと調和するデザイン選びにより、
“今ある暮らし”の中に自然に馴染むモリススタイルを実現。新旧の融合による美しい共存が魅力です。

ウィリアムモリスのカーテンは、自然の美しさや生命の気配を室内に取り込み、日常にそっと物語を添えてくれます。
今回の施工事例では、森に暮らすような感覚を大切にしながら、動物や植物モチーフのデザインで空間ごとに異なる世界観を演出。
お気に入りの家具や景色とも調和し、住まい全体がひとつの森のように感じられる、心豊かな暮らしをご提案しました。

 

お客様の声

ギャッベからの出会いで始まり、想像以上の素敵な空間になりました。
お願いして良かったです。と嬉しいお言葉を頂きました。

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