2021.10.14

今回電話でお問い合わせを頂き、

純和風作りの日本家屋に合うブラインドなどが載っているのカタログを送って欲しい。

というのがお客様との始まりでした。 

 

こちらの建物は今では、貴重な作りの木造和風建築。

何処も細かく手の込んだ立派な作りでした。

ご要望としては、

①お部屋の雰囲気を壊さないような物を取り付けたい

②ビスを使わないで取り付けできる良い物を提案してほしいでした。

満足して頂けるように色々と考えていきました。

茶道をご趣味とされているため、

和室からの広縁の眺めも重視されていました。

広縁には、スダレを取り付けたい。とのことでしたので、

規則正しい紋様を表現した美しい小紋柄をご提案。

上品なスダレと広縁越しの景色で一段と素敵に見えますね。

巻上式タイプなので、上げ下げも簡単に出来ます。

ビスは使わない取り付けでしたので、長押部分に乙釘で取付けました。

スダレは、天然素材なので、経年変化することを考慮して

仕上がり寸法は特に注意して作成しました。

すだれ2

和室側から見た雰囲気も素敵ですね。

優雅にお茶室から外を眺めるのも風情がありますね。

廊下

お茶室から続く廊下にはこちらのカーテンを取り付けました。

ここの窓は、奥の寝室につながる通路でもあるので、スッキリと納めること、

お茶室からも見えるので、見え方や和のつながりも重視して欲しい。

とのご要望でした。

スダレのような印象にしたいと考え、和風デザインの生地でつくりました。

特に心がけたのは、カーテンを束ねているときの見え方です。

できるだけヒダをシンプルすることで、スッキリとした空間をつくりあげるようにしました。

廊下2

障子の格子ともラインがそろってスッキリとなりました。

タッセルもビスは使わない物をご提案しました。

最後にお手洗いです。

こちらです。

トイレ

こちらのお手洗いを打ち合わせのときに見た時に、

トイレに使われていたこの照明器具のデザインを見て、

このレースがピッタリではないかと思いご提案しました。

こちらの生地は幅広のレースで通常掃き出し窓のような

大きな窓に取り付けるときに採用されることが多いレースです。

今回は小窓です。

そこで今回は2つのポイントをおさえることを考えました。

トイレレース

1つ目は柄取りです。

どの部分の柄を使用したら綺麗なのか。

刺繍部分と無地の部分の割合を考えていきました。

2つ目が刺繍部分の縫製です。

刺繍の凸凹が目立たないように四方をスッキリとさせる縫製にしました。

額の中の絵に見えるのでお客様にも喜ばれました。

このカフェカーテンを取り付けた時にさらに空間のバランスを考慮して

照明の取付高を少し下げていただきました。

照明とカーテンが連動して表情豊かな素敵な空間になりました。

このことにも大変喜んで下さり、こちらもうれしくなりました。

ご趣味の茶道など、和の空間をお楽しみ頂き、

これからもワクワクした日々をお過ごし頂きたいと思います。

   

 マノワはお客様と奏でる色彩あるれる空間を一緒に

創りあげていきたいと思います。

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