2020.07.15

玄関ホールの雪見障子4本をカーテンか何かに変えて

空間の表情を変えたいというご要望でした。

現場をみさせていただくと経年美化した建具や木材が

ところどころに使われていました。

奥の和室へと続くこの空間の雪見障子はとても素敵な

要素だと思い今回ご提案したのは、

この障子は取り外さずそのままいかしたウインドウトリートメントは

いかがでしょうかということで

こちらの生地を組み合わせたシェードを提案しました。

着物が大好きなお客様に合わせ

帯のようなデザインの2種類の生地とさらにこちら

簾のような印象のシアーとアクセサリーをプラスすることを

提案しました。

完成したのがこちらです。

高窓からは自然光の柔らかさを空間に取り入れ

光沢糸のもつ上品さが経年変化した障子や建具などの

木材をひきたたせてくれています。

シェードは上下に動くものなので

たくしあげた時は常に上部にたまり代ができます。

そこで今回はそのたまり代もどのように見せるかを

考えながらシェードを縫製していきました。

たまり代の一部に文様が少し残るように工夫してみました。

アクセサリーの鉤丸もシアー越しで

さりげないアクセントとなりました。

今回このシェードのご提案のときに

この空間から続く奥の和室も何か表情をつけて

欲しいというご依頼でした。

そこで提案させていただいたのが座敷簾です。

こちらです。

両サイドは巻き上げタイプ、

中央は固定式で組み合わせることに。

座敷簾は、武家や階級貴族にのみ許され、

明治維新と共に階級制度が打破され簾の使用も自由となった

明治20年ごろに一般向けようとして考案された簾といわれています。

神社の御簾と比べると装飾は控えめですが

静かに和の空間に格調高く調和しますね。

現代風にアレンジして編み上げた竹ひごにあわせ

周りの縁は金襴、鉤丸はうぐいす色を選んでいただきました。

着物でいうと帯あげや帯しめを選ぶような

感じで、着物姿がとても素敵なお客様ならではの

組み合わせで素敵ですね。

お客様の人柄を住空間として表現することができ、

色々な時間を過ごしていただきたいと思います。

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