2019.01.26
節分とは、喜悦の変わり目の事で、本来は年4回あります。 春の節分だけが残ったのは 旧暦の頃1年の始まりは春から、と考えられていて春の節分は いわば「大晦日」にあたり、新年を迎えるための大切な日に当たっていたためです。
季節の変わり目には邪気(人知で計り知れない災厄など)が入りやすいと考えられていてそれらを「鬼」に見立てました。
節分の豆まきはその鬼を柊の棘で鬼の芽を突き、鰯を焼く強力な匂いや、豆(魔の目を魔滅させます)、硬くて香りの強いあたり棒(すりこ木の”する”は忌み言葉)で追い払うための物です。
写真の盛り物は鬼を追い払った後、福(お多福)がやってくることを表しました。本来、鬼は桃の弓と葦の矢で退治します。
炒り豆は弓を射るにかけています。射ったあとには福が来るので「福豆」となります。
皆様も家にあるもので盛り物を飾ってみませんか?季節を楽しむ室礼(しつらい)素敵ですね。
今年はマノワインテリアセミナーでは七夕の室礼について開催する予定です。唐澤先生から色々と教えていただけることを楽しみしていてください。
ブログやマノワインテリア通信でご案内致します。