2018.08.08
江戸時代は歴代将軍を始め、
諸大名の崇敬が篤かった
妙義神社へ行ってきました。
日光東照宮とにているような感じもしました。
ただ日光が豪華な装飾に対して
こちらは控えめな装飾ということでした。
パワースポットとしても知られて
いるようですが、
不思議な時間が流れているようにも
感じることができました。
なかでも社務所横の御殿(宮様御殿 )には
うっとりしてしまいました。
避暑地の別荘として使われていたそうです。
4本の柱にはなにやら鉄の鐶がついていました。
これは今でいうハンモックをかける
ものだったそうです。
さらに天井近くには蚊帳をかける金物が
ついていました。
そよそよと気持ちい風が
吹いていたのかなあ・・・
欄間は松菱の模様を木材の色の違いで
表現されていました。
見る角度によって確かに違う!!
格天井も木材の違いで組み合わせていました。
木の経年変化で今見える色やデザインは
当時はどのような感じだったのか・・
色々と考えちゃいました。
物があまりなかった時代、
どのように表情をつけるのか
色々と考えて創られたところは
素晴らしいなと思いました。
この照明は木の年輪をいかして
薄いところと厚みのあるところで
模様をつくったとか・・・
灯りもつけてもらい本当に素敵でした。
御簾も1本1本の竹の節の位置を変えて
模様を作ったそうです。
説明を聞けば聞くほど引き込まれるインテリア。
宮様はどのような思いで過ごされたのかなあ
柱にかかっていたこちらも何だろうと
思って説明を聞いてみたところ、
こちらは本殿の漆塗りの工程を
示しているものでした。
こんなにも工程があるとは。。
昔の職人さんはすごいなあと改めて思いました。
また紅葉した木々をめぐりに伺いたい場所です。
とっても素敵なところでした。